米軍ベテラン専用の介護老人ホームにボランティアに行った話

旦那にいろいろ連れまわされていますが、うっかりついていくと思わぬ場所だったりします。

先日は「仕事仲間とBBQするからおいで~」と言われてノコノコついていったら米軍ベテラン専用の介護老人ホームでした。

ベテランって何?

アメリカやカナダなんかに行くとよく「Veteran(ベテラン)」というワードが出てくることがあります。ベテランズディという日が5月の下旬にあってアメリカでは祝日になっています。

「ベテラン」というのは、退役軍人のことを指します。日本語だった、昔活躍した人のことを「ベテラン」なんて言ったりしますよね。近いような遠いような。

でも、意味合いは全然違います。アメリカでは退役軍人は英雄です。日本のベテランの意味なんか軽いものだと思います。

米軍ベテラン専用介護老人ホーム

米軍ベテラン専用介護老人ホームなんてあるの知りませんでした。

今回行ったのは家から車で数分、ほんとに近所にある介護老人ホームでした。

介護老人ホーム

普通の介護老人ホームと違うの?

施設内はアメリカの良くある老人ホームとほぼ一緒のようでした。

かなり広い施設ですが入所者は40名程度。

米軍ベテラン専用介護施設に行った話

ゴルフのパターの練習場があったり。(大きいところは簡単なゴルフ場もあるんだとか、規模が違うアメリカの介護施設)

米軍ベテラン専用介護施設に行った話

バーベキュー場が中庭にあったり。ここで、ハンバーガー用のパテとソーセージを焼きました。

米軍ベテラン専用介護施設に行った話

施設者専用のガーデンがあったり。指入っちゃってますがご愛敬ってことでお願いします。

アメリカの介護施設って生涯学習ができたり、自発的な活動をしたい人の手助けができるようなシステム「CCRC( Continuing Care Retirement Community)」の施設が多いんです。

ここもそんな感じでした。

とにかく広くて立派な施設です。

この介護老人ホーム何が違うのかといえば、やっぱり入っている人が退役軍人(ベテラン)のみなさんだということでしょうね。

エントランスには入居者の写真が飾ってありましたが、現在の写真ではなく現役だったころの若々しい写真ばかりでした。

廊下には飛行機の模型や、ロケットの写真なども飾ってありました。

米軍ベテラン専用介護施設に行った話

第二次世界大戦当時の写真もあったりして、ここのおじいちゃん、おばあちゃんたちは大変な時代を生き抜いてきたんだなと改めて思いました。

日系のおじいちゃんもいた。

一人だけ名前を見ていて、この人は日系の人だろうというおじいちゃんを見つけました。

実際この人と話す機会がありませんでしたが、私は日本人としてカリフォルニアに住む日系人のことを知らないのはどうなんだろうかと日々考えていました。

カリフォルニアの中央部に日系人強制収容施設があるのを知っていますか?

「マンザナー強制収容施設」。私もまだ行ったことがないので、行ったときにはいつかもっと詳しく紹介したいなと思います。

アメリカに現存している唯一の日系人強制収容施設なんです。もしカリフォルニアに旅行に来る機会があったら行ってみてください。

ドイツでユダヤ人が迫害されたように、第二次世界大戦ではアメリカで日系人が強制収容されました。スパイ容疑をかけられて。

そんな逆境の中でも、アメリカ人として戦って活躍した日系アメリカ人の部隊がありました。442部隊です。最終的には442部隊は、ヨーロッパで活躍して第二次世界大戦のときにはアメリカ国内で最も多く勲章を獲得した部隊として歴史に名を刻んでいます。やっぱり真面目な日本人気質がそこに息づいていたような気もします。

日系人が多かったカリフォルニア。このカリフォルニアで今このベテラン専用介護施設にいるおじいちゃんは当時活躍した人だったんではないのか。そんな気持ちがふっと沸いてきてしまいまいました。

私がなんでカリフォルニア日系人に熱くなるのかというと、地元で出会った日系アメリカ人の友人から「なんで日本人は日系アメリカ人の私たちのことを知らないのか?」と言われたのがきっかけです。彼は全然日本語話せませんでしたけど、血筋は純日本人でした。

知らないって怖いなーと思います。

ボランティアしたような、してないような

ボランティアの名目で行ってきた(連れてこられた)わけですが、私にはなんのこっちゃって感じでした。

テーブルのセッティング手伝ったくらいにして、ハンバーガーを食べて帰ってきました。

おじいちゃんたちとはちょっとお話ししたくらい。なかなか気難しい人が多い印象でしたね。

他の人たちも、おじいちゃんたちと触れあうというよりは、施設見学してBBQの用意して配膳して終わりって感じであっさりしたもんでした。

その日、95歳になるおじいちゃんのお誕生日もお祝いしました。おじいちゃん長生きしてほしいなぁ。

将来を考えるきっかけになった

旦那は現役バリバリのエアフォースですが、あと10年で退役する予定です。

そのうちミシガン州かテキサス州に家を買って、老後は家畜の世話でもしながら田舎ライフを満喫するのが夫婦の目標ですが、それが実現しなかったらこういう施設に入ることもあり得るのかなと妄想してしまいました。

もちろん、軍の手厚い保証の元に成り立ってる施設なので、今後この施設が運用されてるかは、次期大統領次第というところでしょうか。

日本だったらこんな立派な施設はないし、自衛隊だったからといっても手厚い保証があるわけでもない。アメリカの軍の保証が手厚くてこれに慣れると一般社会で生きていくのがつらくなるんじゃないかと不安になることもあります。

アメリカの政治に左右される生き方になってしまったけど、あと10年まずは旦那と踏ん張りたいと思います。

アメリカ、カリフォルニア州在住。国際結婚した主婦在宅ライターです。国際結婚や英語学習、ミリタリーワイフ生活について紹介します。